①入渓は、黒松内岳の登山口から１０ｍほど先まで林道を進んで、「ぶな滝」という看板が掛かった沢に入ります。
右股も左股も入渓地は同じです。
②入渓すると小滝が次から次へと現れますが、全部直登します。
滑りにくい岩質で楽しく進みます。
③右股と左股の分岐は、沢自体が大きくないので少し迷いますが、右股は明らかに右に９０度屈曲しています。左は、ほとんど真っ直ぐに入った沢です。
左に入ると間もなく大滝が現れます。
④どこから登るか迷うところです。これは、右から高巻き気味に進んでみましたが、岩がかなりもろく危険であったために引き返しました。
⑤同じ滝を左から直登します。３級程度の岩登りになります
乾いていると登りやすいです。
⑥念のために、ロープを出しました。
⑦短い沢ですが、小滝小滝の連続です。
⑧トイ状の滝の突破です。
滝の取り付きまでは、胸までの入水になります。
水面より一段上がった岩に足が乗ると後は楽ですが、そこまでのスタンスがほとんどありません。無理矢理あがるか後ろから誰かに押し上げてもらいましょう。
⑨８番と同滝です。
滝の流水の勢いもあり、自力で登れなければロープも必要です。
⑩短い滝ですが、このように一枚岩の滝の連続になります。
深くはないですが釜を持った滝も多く、滑り落ちて釜にハマる滝は多いです。
⑪最後に出てきた困難な滝です。３～４ｍ程ですが、ホールド・スタンスが小さく
バランス良く登らねばなりません。
ザックには青々とした「フキ」がささっています。雪が解けたばかりの沢には、ウドもあり、こういうことも沢登りの楽しいところです。
⑫３時間ほど滝を越えて、少々の藪を抜けるとこんな景色になります。
草付きのガレ場を越えると稜線です。
そこから、黒松内岳のＰは間もなくです。
右股と同様に小滝がたくさん出てきます。直登しないで高巻きも容易そうでした。踏み跡らしき道もかすかにありましたが全て直登した方が断然面白いです。
「北海道の山と谷」グレードでいうと、全部直登すると
「！☆＋」くらいありました。
かなり面白かった！！
（画像Ｊ子提供）