2007年7月29日 石狩沢

7月29日の、前々日から降リ出した雨は、夜は雷雨となった。正直、またか〜〜〜
ここ何年も条件がばっちり整った沢登りはしたことがない。だいたい増水の心配をしながら当日を迎えるの繰り返し。
そういう経験から、最初からあきらめない、「現地判断!」
しかし、今回はとにかく遠いのだ!高速を使うので、行ってダメだったら「痛い出費」
でも、メンバーの誰からも「どうするの?」とも言ってこない。

前日の朝、ゲート番号を確認していなかった事に気がついて、大慌て。J子に連絡するとちゃんと聞いておいてくれていた。
札幌を夕方に出発。予定していたテン場は、草地が塗れていたので、今回も定宿(?)にしている秘密の建物の軒先を拝借。
ちなみに、層雲峡近辺の川は、茶色に濁っていたが、川原が所どころ出ていたので、さほどの増水ではないと思われた。

石狩沢は、石狩川の最上流部なので、かなり川幅も狭く、大きな枝沢も少ない。、たぶん、一晩あれば一気に引くだろう。
遡行し始めると、普段よりは若干、水量は大目だろうと思われたが、全く問題なく遡行できた。

最初は、ただの川原歩き。ところどころに雪渓が残っていた。
1時間ほど歩くと滝が現れた。

右岸の登りやすそうなところを行く。

1540mの本流と直登沢の二股に近付くと本流に、びっしりと雪渓が詰まっているのが見えた。(ココを登ったパーティーもいた)


我々が進む直登沢は、2段の滝となって落ちている。
右岸を念のためロープを出して登る。この上は、やっかいな滝はなく、直登出きる滝ばかりだが、なんせ寒いので、全身濡れるのは辛い!一箇所、細いトイ状の滝を、両足を突っ張るような体勢で抜けるところで、ずぶぬれ!
サブブブ…
巻く滝は、一つ。左岸を高巻いて、沢に戻って目に入ったのは大雪渓。あれあれあれ。
滑り落ちないように慎重に進むと大きな二股。どちらにも細く滝が流れ落ちているのが見える。

地図を見て、石狩岳Pに突き上げている左股を選ぶ。

進んでいくと突然、、滑滝が現れた。あらま〜  この滑滝いいんじゃな〜〜〜い?!
少しずつ水が切れて、ついに源頭。低いハイ松のヤブ漕ぎを少々。そこを抜けると…


ガスの中にお花畑です。
稜線に抜けて5分でP。同じ沢から来たHクラブの5名やたくさんの登山者が次から次へとやってきてPは、大賑わい

その中の1人から、帰りは夏道を3時間くらい下りて「ニペの耳」の最低コルからペテクト沢に入ると楽だよと教えてもらう。
じゃあ、それで帰ろうと下山。途中、一瞬だけガスが晴れて、こんな感じ!



稜線から、ズーット帰りの「ペテトク沢」が見えている。
長い夏道歩くより 「やっぱり計画通り、途中で沢に下りよう!!」
1時間ほど夏道を歩いたところで、コルから沢に下りる。

途中、微妙なクライムダウンする滝や懸垂する滝もあったが、おおむね楽に下りられた。
夏道を帰るより時間は掛かったが、最後まで楽しく遡行できました.

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