2007年9月17日 狩場山山系 九助川

参加者   オッキー・J子・K下

九助川は千走川の枝沢ですが、山は狩場山ではなく東狩場山になり、あまりガイドブックでも紹介されていないために情報が少ないです。

地図を見ると島牧村から賀老の滝に至るまで、旧道やら林道やらが記載されていますが、千走温泉を経由する賀老線以外はことごとく荒れており、普通乗用車は走行が厳しいです。またRV車でもキズだらけ覚悟でなければ入ることは止めたほうがいいと思われます。

橋から入渓します。

入渓すると苔むした巨岩が転がる風情ある沢の風景が続きます…続きます…2時間半ほど続きます


マンネリ化した風景に飽きた頃やっと滝らしき物が現れます。
ヤレヤレと思った次の瞬間 心の準備もないうちに突然大滝が現れます
「あ〜滝だ〜☆」急ぐJ子

そしてこの滝は

こんなに大きいのです。


右岸を登れると聞いていましたが、昨日までの大雨の後の9月の沢でシャワークライミングに挑戦する勇気はなく、左岸を巻きました。それでも水しぶきは避けられず、頭から背中から滝の直撃を受けるJ子です。
高巻きは、少々のドロつき岩登りから潅木帯に入って、沢に戻ります。
なんとなく人が通った気配がありました。

大滝を抜けてホッとする間もなく3段の滝です

この滝は見た目よりは心と身体に優しい滝で右岸の端を登って行きました。

ココを越えるとすぐに二股になっていて、左股からも見事な滝となって落ちていますが我々が行く右股の大滝は30mくらいあります。

ほとんど垂直に見えて高巻くことにしました。左股を少し登ってから急斜面の草付き+潅木登りです。

大きな滝を三つ越えて、巨岩帯を少し進んだところで、トラブル発生で山行はここで終わりです。

さて、越えてきた滝は簡単に下りられるでしょうか?

結局、三つの滝とも懸垂で下ります。

できれば滝に濡れずに下りたいものです。(ただしこの時点で雨が振り出していて十分に濡れながらの山行をしていましたが滝に打たれるのとは比べ物なりません)

最初の滝以外は、登ったルート通りに懸垂で下ります。

でも最初に越えた滝だけは懸垂に打ってつけの木が丁度、滝の落ち口にあります。
迷いましたが、他の木を探すより、ずぶ濡れになっても我慢して下りようということになりました。
最初は、「結構楽に下りられるかも?!」といいながら始まりましたが

途中から、もろに「シャワー懸垂」です。ギョエ〜〜〜   これはオッキーバージョン

これはJ子


滝を下りてしまえば また苔むした巨岩帯を下ります。
登りで「長い!!」と感じた道のりは、下山でも「長い!!」ものです。
おまけに苔がとても滑ります。

もともと、この沢は沢の中で一泊し東狩場山を経由して狩場山から新道登山道を使って下山する計画が
悪天の為にピストンに変更したものでした。
実際に下山してみると、登った山は下りられない事はありませんが、やはり登山道を使うほうがいいようです。この沢は総合的に見て下山に向いていないように思いました。

途中までしか行っていないので、来年は全貌を見に行きたいと思います。
今度は、晴天で。                                    (写真協力 J子・ K下さん)


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