2007年5月ニペソツ

今回の山行は エリザベス☆キャサリン☆オッキーの女子3人だけの山行!かなり頑張りました。
しかし…
結論から言うと 訳あって 無念のリタイアをしたのです 。   理由は後で書くとして…

『親父様』がすでにお目覚めで いたるところに足跡を残されておりました。写真のはまだかわいい方で、直径30cmの親父様の足跡を見た時はさすがにビビりました。
ピーピー ピーピー笛を吹きっぱなし!  デカサを想像して怖かった!!  

3時間歩いて登山口に到着  朝だったので雪も締まって歩きやすかったッス!

急峻な尾根を上がっていきます。 
取り付き当初は埋まり 先が思いやられるな〜と思いましたが その先は大丈夫!   やる気満々!!

小天狗岳直下から前天狗岳を望む 。 今日のテン場はこの辺にします 。  歩き始めて7時間掛かりました。

テン場の整地に1時間掛かりました。2晩滞在する(予定だった)ので 居住性重視!小さなテントですが 3人には充分な広さ。キャサリンが持ってきた500mlのバーボンをグビグビいきそうになるのを、明日の夜もあるさ!と半分残しました。
オッキーが持ってきた登頂祝杯用ビールも楽しみにとっておきます。 全ては明日の夜のために ガマンガマン
!!

翌日、天気予報通り晴天です早起きしましたが出立は5時になってしまいました。早朝なので歩きやすい!!

オッキーもご機嫌です

写真は秀峰≪ニペソツ山≫です。やっぱ カッコイイわ〜〜〜!前天狗岳を少々下降してきました。ここで午前7時半。充分にPを狙えると確信していたのですが、訳あってここで撤退します。今日中に下山します…泣
オッキーは、グズグズしますがエリザベスが きっぱり 『ダメ!!』

テン場からまた荷物背負って帰ります 。  こんなことなら、夕べ おシャケ飲んじゃえばよかったな〜  ビールも担いできたのに…無念だ〜〜〜      
 下りゆく方向に 西クマネシリ 東クマネシリが くっきり!

登りはテン場まで7時間だから 5時間もあれば 下りられるだろうと思ったら  ドッコイ!!
日が高いど真ん中で下りてるので雪が ゆるんでゆるんで…林道 3時間で来たのに 帰りは4時間半も掛かりました。  長〜〜〜〜い!!
おかげで二日目は 13時間も歩いた まいったな〜〜

来年は リベンジ! せめて 林道だけでもスキーにしようかな?

さて なぜ リタイアしたかというと

≪ありそうで あまり聞いたことがない ケガ≫

たいへん順調に進んでいた登山をなぜ断念したかでございますが 実はケガをいたしました。どんなケガかは順を追って書きたいと思います。早朝5:00に出発いたしまして 2時間後には<前天狗岳>を越えるところまで まいりました。
前天狗は ガレ場と称される場所で 岩がガレガレしてるんですね。この季節は 岩まじりの雪面になっておりました。
そこをアイゼンを付けて コルに下がるという行程にはいりました。目の前には 秀峰≪ニペソツ≫がそびえております
私は 鼻歌交じりに スキップでもしそうな勢いで降りていきました。その途中で どうしたわけか コテッと横座りになって こけたのです。何につまずいたのでしょうか??!!その瞬間 『痛〜〜〜〜い!!!
どうも 左足のヒザの内側の<肉>の部分を 右のアイゼンに打ったようでございました。
『ヒ〜〜イタタタタ』しばらく患部をさすっておりましたら 回復してまいりましたので二人が待つコルへ下りていきました。
出発から2時間以上経ち 休憩を取ることになりましたので 私は その間に患部が少々ヒリヒリするので 「擦り傷でもできたかな〜そんじゃ絆創膏でも貼ろうっと」とズボンを下げました(女子しかおりませんのでね、はしたなくても失礼!!)
そうすると 「モモヒキ」に少々の出血の跡が…  「ありゃ!!傷かー?」「モモヒキ」も下げました(イヤ〜〜ン)
で どんな傷かな〜〜とエリザベスとさぐってみました。そううすると 「ドッヒャ〜〜!!」そこにあったのは明らかに「アイゼン」が刺さった痕でございました〜〜
『アリャ〜〜〜〜〜〜』 初めて 皮膚下の肉体の神秘を垣間見ました  こくめいに書いてもよいのやら どうなのやら…女性は けっこう平気だと思うけど 男子は ダメだな きっと!!
だから詳細はやめるとして 一言だけ 「モモヒキ」に 5ミリ角くらいの 私の「肉片」が付着しておりました (イヤ〜〜〜〜!)
エリザベスは 慌てず騒がず 救急用に持っていた三角巾で サッサッサーと応急手当をしてくれました。
で エリザベスとキャサリンは 「今日中に 下山して病院行くよ!」「ヘッ?? 止めんの〜? ニペはそこダゼ!!」私だけ ジタバタ。エリザベスに「たわけたことを言うでない!!」と一喝されて 「はい 下ります」
そこから 9時間も掛かって下山いたしました
幸いなことに ほとんど痛みもなく 出血もなく 荷物も背負っておりましたでございます。
午後9:00に旭川の救急病院で消毒してもらって4針 縫いました。関節に到達してたら 緊急手術でしたよなんて言われました。要するに肉があってよかったということでございますね
と まあこんな理由で Pにアタック出来なかったんです       おしまい

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